長崎で生まれ育った者として、
8月9日は決して忘れてはいけない日だと思います。
先日、TVを見ていたら、広島市内での街頭インタビューだったでしょうか、
8月6日が何の日かを知らない人達が増えていると。
私の父は、あの日の事を思い出したくないと言って、
多くを語りませんでした。
唯一話してくれたのは、9日の夜、当時15歳の少年兵だった父は
上官の命令で、浦上川に止めた船の見張りを言いつけられ、
川から流れてくる沢山の遺体に目を開けていることが
出来なかったということでした。
反対に伯母は、あの一日の出来事をつい昨日の事のように
話してくれました。
そして母は、疎開先の島原で原子雲を見たとか。
考えてみれば、昭和40年に生まれた私に対して、父や叔母はまだ3、40代、
戦後とはいえ、まだ20年しか経過していなかったわけで。
戦時中の大変だったことetc、耳にタコが出来るほど毎年聞かされました。
その父や伯母も天へと旅立っていきました。
平和であることのありがたさ、私達は次の世代に語り継いでいかなければ
と思います。
そして、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
ビッグ・ワン ぶ~ちゃん